昨日の兵庫県姫路市の化学品製造工場でタンクが爆発した事故で、結局、消防隊員一人
が死亡した。従業員や警察官など合わせて35人も重軽傷を負っているとか。
えええまた…また消防への通報の遅れかぁ。爆発の1時間半前の午後1時頃にタンクか
ら白い蒸気が上がっていることを確認。だが、それからおよそ40分間、現場の従業員だけ
でタンクに水をかけるなどして、消防署への通報が遅れたという。
会社はタンクの異常を確認してからの初動対応に遅れがあったことを認めたというが、
その場の従業員も2人3人ではなかろう。誰かが消防に通報してもよかろう。どこか甘い
よ。化学工場の爆発事故は久々ではなく、つい最近も山口県で起きたばかりだ。
大きな火災ではないが、14歳くらいの頃に山火事を消したことを思い出す。
///犬を連れて一人でよく近くの山に行っていた。ある日、煙が立ち、バチバチとはじ
ける音に出くわせた。異常に気付いて近づくと、男の人が木に燃え移った火を必死で葉の
多い木の枝で叩いていた。私にその枝を渡して「ぼく、これで火を叩いてくれ」と懇願し
た。火事だとすぐ分かったが、火を消すのは水をかけることくらいしか知らない。火を枝
の葉っぱで叩くなんてと思うが、言われる通りにすると、意外なほど火は消えた。二人は
必死で叩き続け、犬は逃げ出しもせず私の傍にいた。やがて火は消え、見ると男の人は頭
の毛がちりぢりに焼けていた。自分も頭に手をやると、焼けているのがわかった。///
大人になって「あれはよほど運が良かった」と思った。大火事にならなかったのは、風が
少なかったこと、子供とはいえ私が火消しに加わったこと。だが運だけでなく、その人が
智恵や知識を持っていたことだ。犬が誰かに通報に行ってくれればなお良かったのだが。
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