カープが負けた。夜遅く仕事場でそんな野球の結果を何となくNHKラジオで聞いていた
最中に「少しお待ちください」に続き「津波の情報が入りました」となってスポーツ情報
はそっちのけで(それは当然だが)津波の報道に代わった。
地震の情報が無いのにいきなりの津波警報だから不審に思ったが、震源がフィリピンだ
と分かる。1メートル近い潮位変動をする規模でやってくるらしい。今いち要を得ないの
は、ハワイの世界規模で地震津波の観測をしている機関からの情報発信だからのようだ。
「海に近づくな」「情報をよく聞くように」といった注意を何度も繰り返しアナウンス。
該当地域の自治体の職員に緊急徴集がかかった事なども伝える。
大学の津波権威の先生が登場し、少しトーンダウンの発言をした。フィリピンだと日本
にはかなり減衰して到達するので、フィリピン近海のようにはないだろうと。無責任発言
にならないようにか「気象庁の発表をよく聞くように」とも付け加える。
当のフィリピンへの電話取材で「大きな揺れがあった。津波のことは聞いていない」と
いう。兆しも薄れ、緊迫感も感じられない状況が続き、1時間以上も聞いていたラジオを
切って自宅に返った。
えっ? 今朝の新聞にはどこにも津波の字がない! 幻でも聞いたのだろうか?そんな
バカな。そしてやっと見つけた小さな小さな記事。幻ではなかった。
NHKなら何とか言ってるだろう?と思ってラジオを入れたら座談会で「地震」「津波」
の言葉が聞かれた。やっぱり昨日の事を言ってるじゃないか…と思ったら大違い。今日
は防災の日で、その特集で「南海トラフ地震」のことなどを言っていただけだ。
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