TaneKozi の えっ?日記

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2012年9月23日(日)
秋分の日は23日だと思い込んでいた

 今日は兄の十三回忌の法要があって、寺に出向いた。この寺には私の側近だったO君の
墓もある。彼の墓前に花を…と思ったが、アテにしていた花屋はもう無く求められなかっ
た。 あきらめていたが、寺の近くに花屋があったので、カミさんに買ってもらった。
 悲しいかな今のわが家は貧しく、たいそうな出費ができない。そのせいだと思ったのだ
が、いささか貧弱な花だ。内心不満に思って「少し淋しいな」。するとカミさんが「今日
は彼岸だからお花がすごく高いのよ」という。そうだ今日は彼岸だよ。それか…。
 えっ?まてよ、じゃあ昨日の休みは何んの日だったの?今日彼岸だから、振替休日なら
明日が休日だろうに…。貧しいのは懐だけでなく、常識まで貧しい。休祭日のこともろく
に知らない。“今年”の「秋分の日」は22日。帰って調べて初めて知った。
 例えばイスラム圏のラマダンの日はイスラム暦に従って毎年変わる。中国の今も盛大な
旧正月=春節も中国暦に従い毎年変わる。たしか台灣、韓国、ベトナム、モンゴルなども
そうだったはず。日本だって旧正月が変わることは知っていたが、それがいつなのかまで
は知らない。
 日本では太陽暦になってからはこんな変動はないと思ったし、実際のところ秋の彼岸=
秋分の日はいつも9月23日だった。事実は違ってた。毎年2月1日に、国立天文台が作成す
る「暦象年表」に基づき閣議で来年の「秋分の日」の日にちが決定されるんだそうな。

2012年9月24日(月)
中国に苦しむ人、理解に苦しむ人

 中国で吹き荒れた大規模な反日デモ。そのあおりを受け、現地工場の操業や営業停止を
余儀なくされ“あえいでいる”のは、多くが地方から進出した中小企業。ほとんどが内需の
縮小や円高に苦しめられ、中国に活路を求めて進出した企業だ。
 従業員の職場放棄で休業に追い込まれ、納期の遅れは改善は望めず、絶望的。それなら
まだマシで、デモで暴徒化した連中に工場を放火され全焼した企業もある。凄まじい。
 さすがに中国の警察もゆき過ぎた暴徒の破壊行為で20人を指名手配、他にも既に逮捕も
しているという。日系商業施設を襲っただけならともかく、共産党委員会の建物への突入
を図ったというから、もうやりたい放題だ。
 そんな困難な日中の大問題の中で苦しんでいる人々がいるというのに、また間の抜けた
ことで捕まった奴らがいる。えっ?! 中国産のサトイモを「千葉産」と偽って表示・販売
しただって!千葉県警は24日、八街(やちまた)市の農産物加工会社の社長と中国籍の妻、
役員の男の3人。やっきで火事の消火活動をしている傍で立ちしょんべんなんかよせ!

2012年9月25日(火)
生協の体質を疑う下請法違反とその額

 生協というとどんなイメージを持つだろうか?イデオロギーを伴う組織であることから
反対勢力からの突け上げの批判もあるが…。現実には「偽装ミンチ肉事件」「中国毒餃子
事件」などの食品関連事件に名が上って「食の安全」に疑問を持つイメージ破りな行為も
見られた。だが、少なくとも「弱いものいじめ」とは無縁に思ってた。
 えっ?!生協が下請け企業をいじめただって? その違法行為は史上最高額の38億円に
のぼるって!どうなっている。
 公取委によれば、生協連の食品や化粧品など「CO・OP」マークのプライベートブラ
ンド商品の製造委託をしている下請け業者に対し 2010年9月~今年6月の間、値引き販売
の一部負担など約25億余万円を不当に減額したり、売れ残り商品の不当返品(約480万円)
や商品開発段階の試食などテスト費用(約260万円)を負担させていた。というもの。
 こうした“下請けいじめ”行為はよく大規模家電店とか規模の大きな企業で行われて摘発
されている。今回の生協の不当減額や代金の支払い遅延利息など、違反と認定された総額
453社に対する約38億9400万円で過去最高というから凄い。生協はいずれも既に返還し
いるというから認めているということだ。

2012年9月26日(水)
48億円の和解金を手にして破産した企業

 iPhoneやiPadなどで、アップルと韓国企業などとの特許侵害での係争が話題になるが、
中国での「iPadの商標は我々にある!」と主張して、アップルから48億円の和解金を得た
中国企業が破産するという。これだけの大金を得ながら破産とはわかり難い。
 アップルを訴えたのは中国企業「唯冠深セン」で、約1200億円の賠償金を求めていたが
アップルは折れて、25分の1の約48億円で和解し、6月に唯冠に支払われたという。だが、
その時点では既に唯冠深センは経営不振から約217億円の負債を抱えていたというのだ。
この負債額で48億円では“焼け石に水”程度の額。
 えっ?この企業の破産は自己破産ではなく、債権者の申し立てによるものなんだ。別口
で台湾の保険会社からも破産申立があるというし、弁護士費用も未納だという。なのに、
創業者の会長は「これで破産が決まった訳ではない。申し立てが受理されたにすぎない」
とうそぶき、そればかりか「唯冠深センはグループの中の1企業にすぎない」と言い、他
のグループには影響無いもんね、ハッハッハという。

2012年9月27日(木)
ナチス発見の彫像、隕石で出来ていた

 えっ?何のことだ?「ナチス発見の彫像、隕石で出来ていた」という報道記事。ナチス
と隕石…、さっぱりわからない。読み進むと・・
 この度ドイツとオーストリアの合同研究チームが、(どこに保管されているのか不詳だ
が)ナチス・ドイツの時代にナチス親衛隊の長官ヒムラーの命令で「アーリア人の起源」
を探すためチベットに入った探検隊が発見した「アイアンマン」と呼ばれる彫像が、ニッ
ケルを多く含むアタキサイトという種類の珍しい鉄隕石であることが判ったというもの。
 隕石じたいは「チンガー隕石」の名で知られていて、1万5000年前に現在のモンゴルと
ロシアの国境付近に落下したとされる。このチンガー隕石の一部を使っているとみられる
と発表したわけだ。
 磁石にくっ付くから「アイアンマン(=鉄の男)」と呼ばれたのだろうが、今回判明した
成分中のニッケルも磁石にくっ付く。この彫像は、高さ24cmというから隕石の一部という
には大きい。胸元には卍が刻まれていて仏像にも思えるが、仏教の毘沙門天や仏教が確立
する前のチベットの伝説の国シャンバラの王がモデルと見られているそうだ。
 映画「インディ・ジョーンズ」シリーズで、考古学者のインディ・ジョーンズとナチス
が秘宝を争奪する「レイダース失われた聖櫃」「最後の聖戦」があるが、この彫像の存在
が表に出て、どこかインディ・ジョーンズを思い起こさせるとして騒がれている。

2012年9月28日(金)
10歳若いモナリザ、またひと騒動

 ムンクの「叫び」という絵は何種類もあると聞いたことがある。(調べたら5点あった)
画家が同じモチーフの絵を複数描くことはあり得る。絵画に限らずそんなもの。ダビンチ
のモナリザにも複数あると聞いたが、こちらはちょっと違い、真贋の分らないものだと。
 その中の一つ「アイルワースのモナリザ」と呼ばれる絵画が、少し前に日本の展覧会で
世界で初めて一般公開されて話題になった。
 その「アイルワースのモナリザ」が、実は10歳ほど若いモデルを描いた「モナリザ」だ
と結論付けたと発表した。スイスのモナリザ財団が35年にわたる調査の結果だとした。
 えっ? モナリザ財団というがあっても不思議はないが、なぜスイス?、なぜダビンチ
の母国イタリアか、モナリザ所有のルーブル美術館のあるフランスではないの?
 モナリザ財団がスイスにあるのは単純な理由だった。この「アイルワースのモナリザ」
がスイスにあり、その所有者がモナリザ財団なのだ。そのことを考えるとこの絵がダビン
チの真作だと主張するのは我田引水。多くの専門家は真作を疑問視し、著名なイギリスの
大学名誉教授は「よくできた複製品」とコメントしたというように、高い精度で完成され
た贋作であることは多くが認めている。今回の判定にもあたった著名な人物も、実はこの
財団に所属している…となると狂言じみてくる。
 前々から言われていたことに決着と思いきや、いっそうの混乱になりそう。「10年前に
描いた」ではなく「10歳若い」というのも、ン?どうして10歳と断定しているのか。

2012年9月29日(土)
¥は我々のものだ。¥を返せ!とならず

 日本が尖閣諸島を国有化したことで中国が反発しているが、その中国で今週のはじめ、
急きょ発売された尖閣の地図と小冊子が飛ぶように売れているそうだ。「釣魚島(尖閣の
中国名)-中国の固有領土」と題する、尖閣が古来より中国固有の領土であると主張する
内容の小冊子は一部12元(日本円で約150円)、地図は6元(約75円)。

 いくら安い国でも、これは安いと思う。いったい6元でどんなもの
が買えるんだろう?と調べた。いきなり中国のマクドナルト(麦当劳)
事情を
紹介したページに入った。写真を見て…
えーっどういうこと?6元が¥6とある。知らなかったなぁ。
中国には殆ど関心がないものだから。

 「円」記号はYenだから\にしたのだが、「元はどういう記号を使うのだろうなぁ」と
思ったことがなかったわけではない。それにしても今頃になって知るなんて。

 もう少し調べると、中国では本来の通貨単位である「圓」であったが(理由は省略)、
同音異字の「元」に代替した。ピンイン(いわゆるローマ字)で「Yuan」と綴る(ユアンと
ユエンの間のような発音だそうな)
ことから記号「¥」を使うことにした。
結果的に日本の円記号¥と同じとなったもので、これは中国得意のパクリではないから、

「¥は我々日本のものだ。中国は¥を返せ」(どこかで聞いたような)と叫べないか。